体験からの学び:NEWS記事トピックス

投稿:2026年1月29日

MSNトップNEWSより抜粋(中内 玲子(Sora International Preschool創立者) の意見)
「たくさん勉強させる」よりも大事なわが子への投資とは…シリコンバレーの教育者が断言する「子育てで一番大切なこと」
『私が子育てで一番大切にしているのは、「どんな知識を入れるか」ではなく、「どんな体験をさせるか」です』……。そう語るのは、シリコンバレーで人気のバイリンガル幼稚園を経営する中内玲子氏だ。著書『JOY活 親も子も、今日から変わる新習慣』も話題の中内氏が、子育てにおける「体験」の重要性について説く。

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【私が子育てで一番大切にしていること】
私が子育てで一番大切にしているのは、「どんな知識を入れるか」ではなく、「どんな体験をさせるか」です。実際に私が子どもに一番投資しているのは、モノでも教材でもなく、体験です。なぜなら、人は自分が体験したことしか、再現できないからです。
たとえば、娘とお風呂の中で「先生ごっこ」をすることがあります。今日学んだことを、子どもが先生役になって伝えてくれる。これはまさに、体験を通して得たことを自分の言葉で再現しようとする姿です。
ほかにも、海の匂いを知っている子は、貝殻ひとつで物語をつくれます。お祭りの熱気を知っている子は、小さな太鼓でその空気を再現できます。
つまり、体験こそが、子どもの創造の源。将来の夢を描くときも自分の経験からしか描きにくいものです。
【学びの大部分は体験の中から生まれる】
これは、大人も同じです。大人だって、自分が経験したことのない世界は描けないですし、見たことのないものを想像するのは難しいものです。
実際に、アメリカの人材コンサルティング会社であるロミンガー社が発表した7:2:1理論(ロミンガーの法則)では、人が成長するための学びの割合は、7割が実際の経験、2割が他者からのフィードバックや観察、そして1割が座学や研修による知識で構成されるとされています。
つまり、学びや成長の大部分は、実際にやってみる体験の中から生まれるのです。
この理論は、モンテッソーリ教育にも通じるものがあります。モンテッソーリ教育では、子どもは手や体を使い、五感を通して環境に働きかけることで、知性や感性、そして創造力が育つとされています。
大人が一方的に知識を与えるのではなく、子ども自身が自分のペースで環境と関わり、試行錯誤を重ねる中で、自分なりの学びや発見をしていくのです。その過程で得られる喜びや達成感が、子どもをさらに成長させ、未来を描く力の源になっていきます。
【子どもにどんな体験をさせるか」を考える】
私は毎年、夏休みになると「この子たちにどんな体験をさせてあげられるか」を本気で考えています。
今年の夏は、娘たちと一緒に日本に行き、各地の海やお祭りをめぐる日本一周の旅を計画しました。こういった非日常の体験が、子どもの中の想像力や夢を見る力に、ダイレクトに働きかけてくれると信じているからです。
もちろん、体験といっても、必ずしも遠くへ行く必要はありません。「一緒に料理をする」「近所の市場に行ってみる」「お花を飾ってみる」、そういった日常のひとコマも、十分に意味のある体験になります。