大垣市バスに園児置き去りひかり学園

投稿:2025年10月9日

ぎふchannelより抜粋

 岐阜県大垣市の認定こども園で、9月2日、通園バスに園児が1時間置き去りにされていたことが分かりました。置き去りにされた園児に健康被害はありませんでした。事案が発生したのは、大垣市上石津町の幼保連携型認定こども園「かみいしづこどもの森」です。

  園によりますと、置き去りとなったのは一時保育を利用する2歳の女児で、女児は座席で寝ていて、一緒に乗っていた保育士が後で起こそうと他の園児を降車させている間に、運転手は全員が降りたと勘違いし、バスを駐車場に移動させました。その結果、女児は午前9時40分から午前10時40分までの間、屋外に止めたバスの車内に1人で放置された状態になりました。

  女児がいないことに気付いた別の保育士が、車内を確認し、女児を発見。女児に発熱はなく元気で、水を飲ませた上で普段通り過ごしていたということです。バスにはエンジンを切ると鳴るアラームがあり、車内に園児を取り残さないよう最後部のスイッチで消す仕組みがありましたが、当時はアラームが解除されていました。

  園は7日までに市や県に事案の発生を報告し、概要と再発防止策をまとめた文書を他の保護者に配布しました。脇淵竜舟園長は「二度とこのようなことが起きないようマニュアルの整備を徹底し、信頼回復に努めていく。誠に申し訳ありませんでした」と話しています。県では事実確認をした上で、今後の対応を検討するとしています。

●他施設のこういった事態を受けて、これまで当法人では置き去りとなった事態はないが、再度あらためてバス、社用車への置き去りを注意するよう話し合いを行いました。

当法人

・6人以上乗れる社用車には、全車置き去り防止アラームが設定されています。元スイッチを切ったことはないが、再度スイッチを切らないルールを共有しました。

・運転手も児童指導員であり、児童の見守りの研修を受けた職員です。車の中をチェックするのは、添乗職員だけではなく、運転手もチェックするルールを共有しました。

・車から降りた際には、車横で児童の点呼をしてから移動していますが、再度徹底する事を共有しました。

・事業所へ戻る帰りの場合には、児童が降りた後、車内の忘れ物チェックを行っているが、再度徹底する事を共有しました。※置き去り児童がいた場合、確認もできる。